コリン堂工作ブログ

模型工作について延々と書いています。最近は木造電車や70系客車を主に作っています。 shop https://kowrinmaki.handcrafted.jp/

カテゴリ: 鉄道模型

今回は屋根上の諸々と等級帯を作ってゆきます。
 前回、ブドウ色一色の車体と灰色一色の屋根まで作りました。
 まずはパンタ台座の制作。付属の2mmの帯材を12mmに切断。(パンタの機数*2)本準備します。そして、濃灰色で塗装。ついでに付属のトラス棒も墨汁で黒塗装しておきます。さらに、車体の梁も作ります。端材のボール紙を、(車体幅)*(2mm)に切断。墨汁で塗っておきます。さらに、ハーフガーランドベンチレーターを必要数準備。塗装しておきます。

 まずはベンチレーターを
IMGP1576IMGP1577
IMGP1578
上から標準型、デハ43200改造型、デハユニ43850改造型です。初期型は写真を撮り忘れた、、、

次にパンタ台を接着します。まずは車体端に近いほうの一本を接着し、その後にパンタの足のスパンに合わせて現物合わせで2本目を接着します。そしてパンタグラフを接着。こんな感じに(写真はデハユニ改造型)
IMGP1579

次に等級帯を貼り付けます。この系列は全室三等車なので赤帯だけ
IMGP1933
IMGP1932IMGP1934
IMGP1935
上から順に、初期型、標準型、デハ43200改造型、デハユニ43850改造型です。
あとは屋根上のパイピングをすませばほぼ完成。

最後に、車体の下部にたわみ予防の梁を取り付けます。トラス棒もついでに。
IMGP0592
上半分は完成です。

車体を乾燥させている間に屋根を作ります。切り出された屋根のうち、ダブルルーフの上部を折り曲げて箱型にします。
assembleRoof


下部には車体のカーブに合わせて曲げ癖をつけます。
屋根下層と屋根上層の内側に墨汁を塗ります。これは遮光と補強を兼ねています。
次に屋根と車体を接着。まずはダブルルーフの下層を車体と接着。車体の断面に接着剤をのせて、下層部を接着。
IMGP1529

ある程度接着剤が乾いたら、箱型に組んだ上部を下層部のモールドに合わせるようにして接着します。そして、マスキングテープで仮止め。ここは接着剤の乾きとの勝負なので性格、かつ手早く。
IMGP1533


この状態でしばらく置いて乾燥させます。これを4両分やります。各車、ダブルルーフ上部のモニター窓の配置も各車異なり、左右対称でもないので気を付けます。

マスキングテープで仮止めし、乾いたら絵の具で灰色に塗装します。

今回から、模型を作ってゆきます。

機械から取り出した状態です。各々1両分両分の部品が写っています。
まずはデハ4形態から組み立てます。
IMGP1511
IMGP1515
IMGP1513
IMGP1514
上から順に、初年度型、標準型、デハ43200改造型、デハユニ43850改造型です。以下、写真は基本的にこの順です。

まず最下層と屋根になる部品を除いたもののだけ切り抜いて、残りは切り抜かないまま裏面にスプレーのりを噴霧します。次に部品のランナーを切って切り出した部品を積層します。これを側面、妻面、前面で行い、4枚の板にします。

こんな感じ
assembleBody_dh33500

IMGP1517IMGP1518
IMGP1519
IMGP1521
初年度型の車両は写真を見ると、妻面の窓がないためそれを再現。デハ43200改造型のものはふさがれている姿を再現してみました。


その後、GMの板キットのように側面と妻面、側面と顔面を直角にボンドで接着。L字型に接着した後にロの字型に組み上げます。
IMGP1523
IMGP1524
IMGP1525
IMGP1526

ちなみに。実際には4両並行で作業しているため、机の上はすごぶる汚くなっております。
IMGP1516
何が何の部品だかわからなねぇ

次に、これをサーフェイサーで下地処理した後にぶどう色1号で塗装します。
汚れのつかない場所で乾燥させておきます。



さて、ここまで大正3年から関東大震災直前までの直前までの電車を作ってきました。今回は大震災直後に登場した、木造省電最後の形式を作ってゆきます。

 デハ63100系列。関東大震災により荒廃した東京の中で、逼迫する輸送需要に応えて登場し、復興輸送を支えた電車です。また、デハ43200系列で結実した電車技術をふんだんに取り込み、後の17m級省電の標準型ともいえる機構となりました。 デハ63100系列とは、鉄道省時代に在籍した直流用電車ののうち、デハ63100、サハ33550を総称したグループです。大正13(1924)年から大正14(1925)年にかけて総数266両という当時としては極めて多い両数が製造されました。17m級木造車体、片側3扉、ダブルルーフのモニター屋根を持ち、片側に4つの通風機を持つスタイル(一部のみ5つ)が基本でした。

車両のバリエーションについて
・デハ63100
 基幹系列となる、京浜線用の三等電動制御車です。150(PS)の主電動機を持っていました。大正13年に28両、14年に59両、15年(昭和元年)36両の総勢126両というこれまでの電車とは一線を画する両数が製造されました。これには初年度に製造されたグループ、次年度以降に製造されたグループ、デハ43200から改造編入されたグループ、デハユニ43850から改造編入されたグループの4タイプがありました。改造編入されたグループは標準型と窓割や扉配置が異なる、初年度のグループはほかのグループと異なり900mm狭幅扉を持つなど、外見はバラエティに富んでいました。

 dh63100_1
初年度型。狭幅扉が特徴。通風機も少ない

 dh63100_2
標準型

 dh63100_3
デハ43200改造型。種車が2扉であり、窓の列の中央に扉を増やしたため窓割が中央によっているのが特徴

 dh63100_4
デハユニ43850改造型。定員が比較的多い。通風機も種車の都合で多い。また、これだけ非貫通の顔を持つ

・サハ43550
 本系列における三等付随車です。デハ63100に対応する付随車として大正13年に65両、大正14年に15両が、大正16(昭和元年)に60両の総勢140両が製造されました。こちらは中央、山手、京浜線に導入され、東京全域の輸送を支えました。こちらには当初からサハ33500として製造されたグループとサハ43350(デハ43200系列)から改造編入されたものの2タイプがありました。これらは窓割が異なり、区別も容易です。
 sh33550_1
標準型

 sh33550_2
図 1 6サハ43550改造型。種車が2扉であり、窓の列の中央に扉を増やしたため窓割が中央によっているのが特徴


・車両の一生について
 デハ63100は大正13年から15年(昭和元年)にかけて製造されました。デハ43200、デハユニ43850から改造編入されたグループを含め、これらは昭和3年の形式改称でほぼ全数がモハ10に編入されました。モハ10とされたグループは一部が郵便荷物合造車モユニ12、荷物車モニ13、及び教習車と配給車モヤ11に改造されたほかは鋼体化改造の上50系電車に編入されました。さらに一部は私鉄に譲渡されて活躍しました。

 サハ33550は大正13年から15年(昭和元年)にかけて製造されました。これらはサハ43550から改造編入されたグループを含め、全車が昭和3年の形式改称でサハ26に編入されました。これらは後に鋼体化されたのちにクハ15,、17に編入され、活躍しました。

デハ43200-63100系列の一族

さる2019年10月27日、田端で第2回戦前運転会を開催いたしました。
普通の運転会では浮くこと間違いなしのぶどう色1号と等級帯を纏った戦前の列車。たまにはそれだけを集めて走らせてみましょう。

場所は田端駅すぐの"ほぼ国鉄時代のジオラマ"さま。

参加者はAyu様、IORI様、常駐特型高所高圧遊撃放水人員輸送警備車様、ピロシキ様、ペン太様。(アフターで、どりこの様、よこさん様)

運転会の様子を
IMGP1957
IMGP1958DSC_2409
今回の特徴は、客車列車が少なく電車が多かったこと。前回では明治~大正の客車列車がメインで、小型蒸機が2軸客車を引っ張って大騒ぎして走り回っていました。
ですが今回は時代が進み、大正~昭和初期の電車メインに。この頃には電化が進展し、東京圏では電車が旅客輸送の主役となっていましたがまさにそのような光景となりました。
"ほぼ省線時代のジオラマ"とはIORIさんの言。


IMGP1963
こちら、全車3等+荷物車の中央・山手線の庶民列車と、全室2等で1等車と食堂車連結の貴族特急列車との離合。かたや庶民の足、かたやお金を積むだけでは乗れない列車(Ayuさん)。おもしろいです。


IMGP1961
IMGP1965
こちら、運転会で話題になった727の看板。727の看板が似合わない列車ばかり走らせていましたw
下段の気動車は常駐特型高所高圧遊撃放水人員輸送警備車様の気動車。今回の運転会では一番華やかな色の車両だったと思われますw

さて、今回の事故
・走行中の解結(電車、私)
・同一船への同時侵入&脱線(別名:股尾前科)(同上)

今回は前回ほどてんやわんやすることもなく平和でした。やはり電車は安全()

アフターは日暮里のザクロという店で
DSC_2415
こんな雰囲気の、店主がウザ楽しい店。資料の開陳や模型談義をするはずがそんな暇もなく帰りの手段が危ない時間に。でもとても楽しかったです。


また開催します。次回は今回都合がつかなった方も来れるといいなぁ

次回までの個人的課題
・既存車の床下のアップグレードを完了
・既存車の走行安定性改善
・荷物電車を追加する(モユニ2、モニ3、モユニ12、モニ13etc)
・私鉄電車を作る


↑このページのトップヘ